先日のブログに書いたとおり、HIFIMANから「ANANDA-BT」が発売され、気になるところではありますが、、昨年末から使用している当方のノーマルの「ANANDA」。
私にとっては「これ以上のヘッドホンは要らない」と言えるほど素晴らしい音質のヘッドホンです。
音質だけでなく、ヘッドホンとしての「デザイン」も気に入っており、飽きっぽい私なのに、このANANDAは、自身のヘッドホンの「終着点」として、これからもずっと使っていくつもりです。
そんな、ほぼ全ての面で大満足しているこのANANDAですが、強いて挙げれば、付属のケーブルの「見た目」がやや安っぽいかな、という気がしていました(^^;
半透明のカバーで覆われているのですが、なんかこれが「ケーブル」というよりも医療用か何かの「チューブ」って感じがするんですよね(^^;
正直、無理に半透明にしなくても、普通に「黒」とかでよかったのではないかと思います。
くわえて、以前、DACに関して、現在のHugo2を購入する前に使用していたTOPPING DX7sはバランス接続ができたことから、ANANDAにORBのバランスケーブル(Clear Force)を使っていたんですが、さすがに音質が更にアップしたのを実感できたものの、Hugo2はバランス接続に対応していないことから、ANANDAに付いてきた純正ケーブルに戻して現在まで使ってきましたが、やはり、リケーブルしてHugo2に繋いでみたい、という思いもありました。
そこで、かなり前から「いつか欲しい」と目をつけていたケーブルが、こちらです。
SONY ヘッドホン用交換ケーブル ステレオミニプラグ 1.2m MDR-Z7用 MUC-B12SM1
リアルなキンバー・ケーブルは高過ぎて買えませんが、このソニーのMUC-B12SM1は、キンバー社の協力のもとで作られた製品だけあって、見た目は完全に「キンバーしてる」と言っていい、編み構造のかなりカッコいいケーブルです。
しかし、元祖キンバー・ケーブルよりはかなりお安いといっても、ソニーの直販サイトだと、税込で23,650円もする、ちょっと私のような庶民では簡単には手が出せない高価なケーブルなんですよね。。
そのため、ずっと「中古」で狙ってたんですが、今回、中古といっても実質、「新品同様」の中古のブツを、約半額近い値段で見つけることができたので、思い切ってポチりました。
そして今日、モノが届いたので、早速ANANDAに繋ぎ、純正ケーブルとの「見た目」および「音質」の比較をしてみました。
まず、その「見た目」ですが、いや〜、これはもう「見た目」だけでK.O.されるカッコよさですね。
しかも、ちゃんと「KIMBER KABLE」のロゴも入っているところが所有欲を更に満たしてくれます。
ということで、見た目はもう「満点」ですね。これだけでも元が取れました(笑)
とはいえ、ヘッドホンはやはり「音質」が良くてナンボですから、肝心の音質チェックをしてみました。
ということで、ANANDAから純正ケーブルを外し、いよいよMUC-B12SM1に付け替えます。
上の写真が、ANANDAに純正ケーブルが付いた状態です。
そしてMUC-B12SM1に付け替えた写真はこちら。
うん。こっちのほうが圧倒的に”プロ”っぽい(笑)
接続部を拡大した写真はこちらです。↓
ちなみにANANDAのケーブル接続部は「3.5mmステレオミニ」タイプとなっているので、ソニーやベイヤーダイナミックあたりのヘッドホンと互換性があるようです。
そして、Audirvanaで再生し、音質の比較をしてみたところ、ANANDAの純正ケーブルに比べ、このMUC-B12SM1は、
- 音が力強い
- 中高音に厚みが出る
- 解像度もわずかに上がった気がする
- 特に「シンセ」系のサウンドは、一聴して良くなったと感じることができる
という印象でした。
ケーブル系といえば、今年の初めに、Hugo2とiMacを繋ぐUSBケーブルを、エレコム製のオーディオ用USBケーブルに替えたところ、「劇的」に音が良くなり、わずか1,000円ちょっとでここまで音が良くなるのかと感動したんですが、今回のMUC-B12SM1では、正直なところ、ANANDA純正ケーブルに比べ「劇的」に良くなった、というところまでは感じませんでした。
上記のとおり、「シンセ」系のサウンドは、「おぉ」と明らかに良くなった感じはしましたが、他のほとんどの曲においては、「力強さ」や「中高音の厚み」が増した気はしたものの、それが「劇的に音が良くなったか?」と聞かれれば、「わずかに良くなった気がする」という感じでしょうか。
しかも、音に力強さが増した分、「きれいな曲」や「穏やかな曲」については、もしかしたら、ANANDA純正ケーブルのほうが、音に「広がり」を感じられ、よりきれいに聴こえたような気もします。
なので、そういう意味では、「2万円以上の音質向上を感じたか」と言われると、正直、そこまでの向上は感じられなかった、というのが当方のファーストインプレッションですが、かといって、トータル的には、間違いなく、音は良くなっていると思うので、これからもANANDAにはこのMUC-B12SM1をほぼ付けっぱなしで利用することになると思います。
まぁ、いずれにしても、上記のとおり、このMUC-B12SM1は、まさに「KIMBER KABLE」のダブルネーム的な商品であることと、見た目もまさに「キンバー」という印象であり、その点だけでも十分、所有欲は満たされるかと思います。
特に私の場合は新古品で安く買えましたので、そういう意味では、十分に元は取れたという印象です。
ということで、これからはこのANANDAとMUC-B12SM1の組み合わせで、PCオーディオを楽しみたいと思います。
SONY ヘッドホン用交換ケーブル ステレオミニプラグ 1.2m MDR-Z7用 MUC-B12SM1
ソニー SONY リケーブル/ヘッドホンケーブル 1.2m 5極バランス標準プラグ MUC-M12SB1
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