本日のガジェット 「Vixen ポータブル赤道儀 極軸微動雲台DX」 ⇒ 初期不良品にて即交換

昨年末、ポタ赤の「ポラリエU」を購入しましたが、私のように、これまでポタ赤や赤道儀を使ったことがないユーザーの場合、ポタ赤を使う場合は、ポタ赤だけ買っただけでは、残念ながら使い物にならないケースが多いと思います。

というのも、前回のブログでも触れましたが、ポタ赤を使って星空の追尾撮影をする場合、最低でも必要となる周辺機材は、ポタ赤本体に加え、

  • 頑丈な三脚
  • ポタ赤を乗せる雲台(微動雲台)
  • カメラとポタ赤を繋ぐ自由雲台

が必要となり、私の場合、上記3つとも所有していませんでした。

この3つのうち、特に「頑丈な三脚」と「微動雲台」については、極力、ケチらないほうがいい、というようなアドバイスを耳にします。

そのうちの「頑丈な三脚」については、前回のブログで述べたとおり、憧れだった「マンフロット」の三脚を購入し、使ってみた第一印象としては大変満足しています。

 <The Riddle ver.3.0: 本日のガジェット 「Manfrotto 055 プロアルミニウム三脚3段」

そして、上記3点のうち、もう一つ重要な「微動雲台」についても、当方、持っていなかったので、ポラリエUを購入する際、一緒に発注しました。

もちろん、この「微動雲台」についても、少なからず色々な種類のモデルが存在しているので、どれにするか、それなりの時間をかけてリサーチはしました。

ただし、ポタ赤を使う場合の最も重要な工程として「極軸合わせ(ポタ赤の向きを北極星(厳密には北極星からほんの少しズレた位置)に合わせる)」という工程がありますが、この「極軸合わせ」をする場合、一般的な「微動雲台」ではなく、「極軸微動雲台」というモノを使うと、一般的な「微動雲台」よりも、より「正確」且つ「早く」、極軸合わせを行うことができるということが分かりました。

特に「ポラリエU」に関しては、まさに「ポラリエUのために作られた」的なイメージで発売されている、同じビクセンの「極軸微動雲台DX」という商品があります。

だったら、素直にその「極軸微動雲台DX」にしておけば安心なんですが、世の中そんなに甘くはなく、この「極軸微動雲台DX」は、価格がとにかく”高い”のです。。。

 <ビクセン公式サイト: Vixen ポータブル赤道儀 極軸微動雲台DX

ビクセン公式サイトでの販売価格は、税別25,000円。つまり、税込27,500円。。

ほとんど3万円、ですね。。。(大汗)

そこそこカメラ(写真撮影)を趣味にして長い当方としても、この価格には引いてしまったので、おそらく、カメラとか興味が無い人が、この「極軸微動雲台DX」を見て、値段を知ったら、「そんなに高いの!!!???」と驚くのではないかと思います(^^;

誰でも、その人にとって初めて見る商品について、その商品に関する事前知識がほとんど無かったとしても、なんとなく「だいたい●●●円くらいだろう」という想像がつきますよね。

で、自分が想像した価格と、実際の価格に開きがあればあるほど「驚き」の度合いも大きくなるわけですが、当方、この「極軸微動雲台DX」の価格が27,500円と知った時は、まさにかなり驚いてしまいました(^^;

てっきり、高くても「1万円」くらいで買えるのかな、という感覚だったので。。

なので、言い方は悪いですが、一度は、「雲台ごときに3万円近くも、とてもじゃないが出せない」と思い、すぐに、購入候補から外しました。

しかし、、、悔しいですが、その後、色々と他の微動雲台を調べてはみたものの、結局、この「極軸微動雲台DX」が、商品としては一番魅力的なんですよね。。

しかも、プロの写真家のレビューでも、この「極軸微動雲台DX」の価格については「妥当」みたいなことをおっしゃっている記事もあり、、、悩みに悩みましたが、結局、「極軸微動雲台DX」に決めることとしました。

にしても、、往生際が悪いですが、この値段は高過ぎると思うんですがね。。(^^;

ということで、「ポラリエU」や「Manfrotto 055 プロアルミニウム三脚3段」と同じタイミングで、この「極軸微動雲台DX」も納品されましたので、開封の儀。

外箱を持った時に、結構重く感じたのですが、箱を開封し、本体を手に持ってみた時のずっしりとした重厚感が凄かったです。

見た目の質感も、想像してたよりも良いものでした。

カタログスペックでは、本体重量は795g。

「Manfrotto 055 プロアルミニウム三脚3段」の時と同様、この「極軸微動雲台DX」についても、スペック以上の「重さ」を感じました。

両者に通ずるのは、どちらも「質感が高い」ということです。きっと質感が高いものって、「重厚」に感じるので、その分、感覚的にも、より「重たく」感じるのかもしれないですね。

いずれにせよ、この「極軸微動雲台DX」についても、まず最初の印象が「重っ!」でした。

けど、これだけの重厚感ある品物なので、「雲台」としての頑丈さという点では、安心できると思いました。

で、早速、マンフロットの三脚に取り付けてみました。

三脚、微動雲台ともに、「頑丈そのもの」という印象なので、あらためて、大きな安心感を得ることができました。

そして、これらのポラリエUをはじめとした機材一式が届いた翌日の夜、早速、近場の暗闇地帯(笑)に出向き、星空追尾撮影のデビューを果たしました。

その時の写真がこちらです。↓

想像どおり、「Manfrotto 055 プロアルミニウム三脚3段」の安定性(頑丈さ)は素晴らしかったです。

そして、「極軸微動雲台DX」についても、その名のとおり、「極軸合わせ」がかなり簡単にできました(私の場合、極軸望遠鏡は持っておらず、ポラリエUの「覗き穴」を使ったので、余計に簡単でしたが(^^; )。

ただ、この「極軸微動雲台DX」について、どうしても気になることが一点、ありました。

というのも、2箇所あるクランプを、どんなに強く締めても、雲台が完全には固定されず、手でカメラを触ると、ほんのわずかながらグラっと動くのです。

いくら「ほんのわずか」とはいえ、ポタ赤を使いながら星の追尾撮影をするということは、当然、カメラが動きながら撮影することになるので、雲台ががっちり固定されないと、ポタ赤の動いている最中、カメラに揺れが生じてしまう可能性があります。。

この日は、「ポタ赤デビュー戦」ということもあり、その日撮影できた星空の写真は、我ながら「デビュー戦」にしてはなかなか満足できる写りでしたが、、にしても、この「極軸微動雲台DX」の「どんなにクランプを強く締めても完全には固定されない」という点については、それが正常なことなのかどうか、というのがモヤモヤしたままでした。

で、自宅に戻ってから、あらためて「極軸微動雲台DX」を色々と触ってみましたが、やはり、どんなにクランプを強く締めても、完全には固定されないようなので、翌日、ビクセンのカスタマーセンターに電話をし、症状を伝えたところ、「調査するから現物を送ってくれ」ということになりました。

その後、数日経っても、ビクセンから何も連絡が無いので、痺れを切らし、自分から再度カスタマーセンターに電話をしたところ、担当者の方が「まだ、お客さんの品物の受付がされていない」みたいな返答であり、その日がビクセンの2020年最後の営業日、とのことだったので、、ということは、対応が年明けになってしまう。つまり、当方の、せっかくの年末年始の約1週間の休暇中、一度もポタ赤を利用した撮影ができなくなってしまうのでは、わざわざ、当該休暇に間に合うように、ポタ赤一式を購入したのに、意味が無くなってしまう、、、ということで、担当者の方に、急ぎの対応をお願いしました。

そこで一旦電話を切り、しばらく経って、その日のうちにビクセンから電話があり、「お客さんの品物を確認したところ、初期不良品ということが判明。クランプをきちんと閉めれば、雲台はしっかり固定されるのが正しい」とのことで、代替品をその日のうちに発送してもらい、なんとか年内に、品物が返ってきました。

送られてきた代替品を早速確かめてみたところ、確かに今度は、クランプさえきちんと閉めれば、がっちりと雲台全体が固定されました。

まぁ、購入間も無い段階で気づいたので、初期不良としてスムーズに処理されたのが、まだ良かったです。。。何せ、くどいようですが、3万円近くする商品ですからね・・(^^;

そんなわけで、昨年末は、Tivoli Audioの製品といい、このビクセンの雲台といい、「不具合」が続いた形で、2020年を締め括った感じですね(^^;

(ちなみに、Tivoli Audioの「iPhoneのライブラリの曲を再生させると、45秒くらいのところで勝手に止まってしまう」問題については、まだ解決しておらず、、今日も先ほど、試してみましたが、やはり症状は変わりません。Tivoli Audioの販売元からも、その後、何も回答が無いので、このまま使い続けるかどうか、悩ましいところです。「音」がイイ、ということには間違いないので。。)

ということで、いきなりの「初期不良」というトラブルに見舞われはしましたが、「極軸微動雲台DX」は、ちょっと価格が高過ぎる感は拭えないものの、さすがに「モノ」としては、質感も高いですし、使いやすい雲台ですので、これからも”宝の持ち腐れ”にならぬよう、ポラリエUを中心とした星空撮影に励んでいきたと思います。


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