在宅勤務が定着してから久しいですが、皆さんは「椅子」にどれだけこだわっているでしょうか。
当方、自室のPCデスクでは、コロナ禍でリモートワークが一気に拡大したタイミングで購入したオフィスチェアを、そのまま6年以上使い続けてきました。当時はまだテレワーク自体が急に始まった頃で、座り心地よりも”見た目”を優先して選んでしまったこともあり、正直、自分の体や作業スタイルにフィットしているとは言えない椅子でした。
結果、長時間のデスクワークが続くと、肩や首の凝り、それに腰痛にも悩まされる日々が続いていました。テレワークの日や、休日に外出しない日などは、1日のうち10時間以上座り続けることも珍しくないので、これはなかなか無視できない問題です。
そこで先月、Amazonのプライムデーセールのタイミングで、思い切って椅子を買い換えることにしました。選んだのは、スチールケース(Steelcase)の「ジェスチャー(Gesture)」です。
リサーチにかけた時間は半端じゃなかった
「ジェスチャー」は定価で約20万円と、椅子としてはかなり高額な部類に入ります。決して安い買い物ではないので、購入までのリサーチにはそれなりの時間をかけました。
椅子選びで重視したポイントは、大きく、
- アームレストの可動域(固定式ではなく、前後・左右・高さを自在に調整できるか)
- 背もたれ(バックサポート)が体の動きに追従してくれる構造かどうか
- 座面のクッション性・厚み
- デザイン・質感
の4点です。
特に「1」については、それまで使っていた椅子のアームレストが”固定式”で、しかも机の天板よりかなり低い位置に付いていたため、作業中はほとんど使い物にならなかったという反省があり、今回は最優先で考えました。
上記4点を満たす一台として最終的に「ジェスチャー」に決めましたが、正直なところ、事前に実店舗で試座せずに購入するというのは、当方にしてはなかなか思い切った決断でした(笑)
開封・セットアップ

スチールケースの椅子は、”組立て済”の状態で到着しますので、外箱はめちゃくちゃ大きいです。家族もその巨大さに驚いていました(笑)
写真では伝わりづらいかもしれませんが、自宅の玄関スペースをほぼ占領してしまっており、人が通り抜けるのも難しいくらいしか隙間がありません(笑)
このままの状態では自室がある2階まで運び入れるのは無理なので、玄関で開梱し、息子にも手伝ってもらいつつ、2階へ運び上げました。

そして早速、自室に設置し、1ヶ月ほど毎日使ってみましたので、以下、使用感をレポートしていきます。
アームレストの効果が想像以上だった
まず結論から言うと、今回、肩や首の凝りがほぼ解消された最大の要因は、このアームレストだと考えています。
「ジェスチャー」のアームレストは「360°回転アーム」という触れ込みのとおり、前後・左右・高さを自在に動かせる仕様。適度な位置に調整すれば、マウスやキーボードを操作する際、肘を乗せたまま作業ができます。
さらに、アームレスト天面の面積が広く、フルサイズキーボードを使う当方のように、キーボード⇄マウス間の手の移動距離が大きいケースでも、アームレストの位置を変えずに肘を置いたまま作業できるのがポイントです。

<The Riddle ver.3.0: 【肩凝り軽減】本日のテレワーク・ガジェット 「 エルゴノミクスアームレスト」>
以前、クランプ式のアームレスト単体でもそれなりの効果はありましたが、椅子に統合されたこのタイプは可動域・面積ともに一枚上手という印象です。
なお、マイナス点というほどではありませんが、アームレストが可動式であるがゆえに、椅子を持ち上げて動かそうとした際、うっかりアームレスト部分を掴んでしまうと、そこだけ動いてしまうという”あるある”はあります。固定式の椅子に慣れていた当方は、掃除の際など、いまだについやってしまいがちです(^^;
背もたれの形状で、座るだけで姿勢が良くなる
腰痛の緩和に関しては、バックサポートを含めた椅子全体の形状が効いていると感じます。
当方は猫背気味なのですが、以前の椅子は十分なバックサポートがなく、体にフィットする形状でもなかったため、常に猫背の姿勢で座ってしまっていました。
「ジェスチャー」は、座るだけで自然と姿勢が良くなる感覚があります。メーカーの製品紹介でも、背骨の動きに沿って背もたれが変形する設計だと謳われていますが、実際に座ってみるとその”自然な追従感”がよく分かります。
ランバーサポートは「付いていればOK」というものではなく、体との相性の差が大きい部分だと思いますが、その点、この背面まわりは腰や背中に違和感が一切なく、腰痛の緩和にも寄与していると感じます。
座面はやや硬め。集中スイッチが入りやすい
座面のクッション性は、”気持ち硬め”という印象です。包み込まれるような柔らかい座り心地が好きな方には合わない可能性があります。
当方はどちらかというと柔らかめ好みですが、このジェスチャーの座面はちょうど良いバランスだと感じています。これ以上柔らかいと、座り心地の良さが勝ってしまい、リラックスモードに入ってしまいそうな気がするからです(笑)
座った瞬間に”作業モード”のスイッチが入る感覚があり、集中力が長続きしにくいタイプの当方には、この硬さがむしろ好都合でした。
デザイン・質感は文句なし
モノを選ぶ際、まず「デザイン」から入るタイプの当方にとって、この「ジェスチャー」は文句のないプロダクトです。
一般的なオフィスチェアは丸みを帯びたデザインが多い印象ですが、当方はエッジの効いたカクカクとしたデザインの方が好み。ジェスチャーは、エッジの効いたラインと背面の曲線の組み合わせが絶妙で、後ろ姿だけでも十分に”見せる”デザインになっています。

また、座面や背もたれの調整箇所が、一般的な「レバー」ではなく「丸いダイヤル」形状になっているのも地味に気に入っているポイントです。

まとめ:値段分の価値はあったか
1ヶ月使用してみての結論としては、「買って良かった」と言える椅子でした。
定価約20万円という金額は、椅子としては相当な高額商品です。とはいえ、長年悩まされてきた肩・首の凝りや腰痛がほぼ解消されたことを考えると、短期間で十分にモトが取れたと感じています。
ちなみに、当方は試座なしで購入しましたが、国内にはショールームでの試座に対応している販売店もあるようですので、これから検討される方は、一度実際に座ってみることをおすすめします。
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