今年最後の大きな買い物となるであろう、Amazonの「Echo Studio」が昨日、到着しました。
当方、スマートスピーカーに関しては、2017年10月に、同じAmazonの「Echo Dot」を買ったのが初めての経験でした。
その頃は、当方、仙台で単身赴任をしていたこともあり、Echo Dotには、いわば「一人暮らしのお供」(笑)のような感じで、私の”話し相手”として活躍してくれました。
ただ、「音質」という点では、Echo Dotは、ワタシ個人としては、音楽鑑賞をするような音質ではないという印象でしたので、専ら「話す」という機能しか使っておりませんでした。
そして昨年の春、単身赴任を終えて埼玉の自宅に戻ったタイミングで、このEcho Dotは、1Fのダイニング(正確には、「アイランドキッチン」の上)に設置しました。
というのも、当方、埼玉(ほとんど群馬寄り)の自宅から都心まで、毎日通勤に片道2時間以上かかることから、平日はほとんど自宅にいない一方、うちのかみさんはキッチンで料理等の家事をしている時間が比較的多い人なので、Echo Dotは、かみさんがキッチンにいる時をメインで使ってもらうようなイメージを想定したからです。
一方で、かみさんは電気製品やIT機器等に滅法疎い人なので、Echo Dotのような商品にもさほど興味を示さないかも、ということも想定されたのですが(^^;、、思いの外、気に入ってくれたようで、ほぼ毎日、Echo Dotを使ってくれていました。
ただし、その「使い方」については、当方の想定とは異なり、「話し相手」として使うのではなく、専ら「音楽再生用スピーカー」として使っていました。
要は、かみさんは、当方と違って「音質」等への拘りもほとんど無い人なので、「音楽鑑賞」という観点では、私には耐えがたい音質であるEcho Dotなんですが、かみさんにとってはさほど気にならないようで、このEcho Dotで毎日のように、クラシックやPopsなどをBGM代わりに流していました。
ただ、当然私も、自宅の中で、食事をしたり、ちょっと休息したりする際は、ダイニングにいるので(基本、それ以外の時間はすべて2Fの「自室」に引きこもっていますが(笑))、「音楽は良い音質で聴きたい」ということが本能的に頭にインプットされている当方としては(笑)、自分がダイニングにいる時にEcho Dotから流れてくる音楽の音質にちょっと耐えられない感じなんですよね(^^;
そんなわけで、昨年の早い段階から、Echo Dotをもっと「音質の良いスマートスピーカー」に置き換えるべく、色々と商品を物色しており、特にEchoラインナップ中では最も音質が良いと思われていた「Echo Plus」(第一世代)については、セールの度に何度もポチりかけたこともあったんですが、、結局「これ!」という商品には行き着くことができないまま、年が変わって2019年になったところで、「どうやら『Sonos One』がいいらしい」という声をちらほらと聞くようになり当方も興味を持ち始めたものの、お値段が2万円代半ばとお高いですし、Sonosというメーカーも聞いたことがなかったことから、安易にポチるわけにはいかない、という状態でした。
Echo Plus (エコープラス) 第2世代 – スマートスピーカー with Alexa、チャコール
Sonos One (Gen2) スマートスピーカー ボイスコントロール対応/ワイヤレススピーカー/WiFi接続/AirPlay2対応/Amazon Alexa搭載 ホワイト ONEG2JP1
そんな中、日本になかなか導入されなかったAppleの「HomePod」がついに今年8月に日本でも発売となることが発表されたあたりから、俄然「これはもう、SonosかHomePodのどちらかに行くしかないかな」と、購買意欲がアガり始めました。(その他ですと、BOSEの「BOSE HOME SPEAKER 500」にも興味ありましたが、通常価格5万円超えとか、あまりにも高過ぎて無理ですね・・)
BOSE HOME SPEAKER 500 スマートスピーカー Amazon Alexa搭載 トリプルブラック
本音的には、買えるものならやはり「Apple製品である」という理由だけで「HomePod」が欲しい(笑)んですが、3万5千円超え(税込)というのは、やっぱり高過ぎですね。。
となるともう選択肢はSonosくらいしかないな〜、と思いかけていたところで、今年9月末、まさかのAmazonから「Echo Studio」なる、デザインや商品仕様的にも、価格的にも、HomePodやSonos Oneあたりにぶつけてきたとしか思えない商品の発表がありました。
Echo Studio (エコースタジオ) – スマートスピーカー with Alexa + Philips Hue (ヒュー) ホワイト シングルランプ スマート LEDライト 電球色
この「Echo Studio」の「価格」については、Sonos Oneとほぼガチンコ。そして、HomePodよりは1万円以上も安い設定です。
しかも、商品の「エンタメ性」(楽しさ)みたいな部分でも、HomePodやSonos Oneを凌駕している感があります。
当方、長年オーディオ(といっても、「ピュア・オーディオ」ならぬ「プア・オーディオ」ですが(^^; )を趣味にしてきましたが、私の場合「スマートスピーカー 」は基本的に「BGM再生用」として使用することから、「音質」的な面は、過剰な期待はしておらず、「部屋全体を包み込むような気持ちいい鳴り方」をしてくれればそれでいいと思ってます。
それと、「スマートスピーカー」という名前のとおり、「AIアシスタント」がしっかりと機能してくれる、という点を重視します。それは単に「正確且つ必要十分な内容でアンサーをしてくれる」というAIそのものの賢さだけでなく、「音楽再生中等であっても我々からの呼びかけを正確に聞き取ってくれる」というような、ハード面の使い勝手も含めた、トータルとしての「AIアシスタント」の完成度が高くないと、使っているうちにストレスが溜まってくると思いますし、それなら別に無理して「スマートスピーカー 」にしなくても、ふつうの「Bluetoothスピーカー」にしとけばいいと思いますね。
現在、AIアシスタントの三大メジャーどころは、というと、「Apple Siri」「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」の3つがあると思いますが、「AIアシスタント」トータルとしての完成度の高さは、自身の経験や色々とレビューを見たりしている限り、おそらく「Googleアシスタント」と「Amazon Alexa」が頭ひとつ抜けていて、「Siri」はその2つに比べると、ちょっと遅れをと取っているのではないか、という印象です。
くわえて、「Echo Studio」は、「Dolby Atmos」「3Dマスタリングされた3Dミュージックの再生」などを”売り”にしているところにも惹かれるものがあります。
そんなわけで、9月末にAmazonの「Echo Studio」が発表されて以降、自分の中で、一気にこの「Echo Studio」が、最有力候補に躍り出ました。
その後2ヶ月ほど、毎日のように「HomePod」「Sonos One」「Echo Studio」のどれを買うか決めるべく、リサーチに次ぐリサーチを重ねてきました。
そして、それぞれのスマートスピーカーに対する自分なりの事前評価をまとめると、次のようになります(あくまでも”想像ベース”であることをご了承ください)。
HomePod
【○な点】
- ”Apple製品大好き人間(笑)”の当方としては、理屈ではなく単純な「欲しい」という度合いや所有満足度の高さではNo.1
- 3機種のうち、唯一、実際に「音質」を試聴できたが、評判どおり、確かに音質は悪くなかった(特に「明瞭感」と「低音の迫力」がGOOD)
- デザインが小ぶりでお洒落
【△な点】
- AIアシスタントは、3機種の中で最も劣る印象
- その他、付加価値的要素も、今のところ、あまりなさそう(とにかく、音楽を再生する、ということに特化した印象)
- Amazon MusicもSpotifyにも非対応であり、Apple Music(980円/月)加入がほぼマスト
- 値段が高過ぎる(3万5千円超え)
Sonos One
【○な点】
- デザインが素敵(3機種の中では、個人的に、最も好み(特に「ホワイトモデル」)
- Amazon Music、Spotify、Apple Music全てに対応
- 綺麗なサウンド(動画レビューを見る限り)
- 価格が高過ぎない(2万円半ば)
【△な点】
- 初期設定が面倒臭そう
- 比較動画を見る限り、音の迫力にいまいち欠ける印象
- レビュー等を読む限り、動作の安定性にも若干不安あり?という印象
Echo Studio
【○な点】
- Amazon Musicはもちろんのこと、Spotify、Apple Musicにも対応
- 「Dolby Atmos」「3Dマスタリングされた3Dミュージックの再生」「Amazon Music HD(ハイレゾ相当)」等、魅力的なエンタメ性
- AIアシスタントの完成度の高さ(これまでのEchoシリーズで培った豊富な知見がある)
- 動画レビューを見る限り、スマートスピーカーとしての音質も及第点をあげられそう
- Amazonのプライム会員になっていれば、無理して他の有料音楽サブスクに加入しなくても、BGMレベルであれば十分耐えうる楽曲数を備えている(200万曲)
- 価格が高過ぎない(2万円半ば)
【△な点】
- デザインはそれなりに洒落ているが、3機種の中では飛び抜けてサイズが大きく、且つデザインも、他の2機種のほうがよりお洒落
結論
ということで、最後は「とにかくApple製品が欲しいんだ(笑)」という、理屈抜きの世界で無理して高価なHomePodにするか、どう見ても上記の中で最もコスパが高く且つ安心して使えそうなEcho Studioにするかの「二択」となり、最終的には「名」よりも「実」を取り、「Echo Studio」に行くことにしました。
そして、今月に入って間も無く、Echo Studioをポチり、少し待たされましたが昨夜、ついに品物が到着しました。
昨日は残業で帰りが遅くなったものの、帰宅と同時にダッシュで晩メシを済ませ、早速開封の儀を執り行いました。
やはり、かなりサイズは大きく、そして重いですが、部屋のインテリアとしては、ギリギリ許容範囲の大きさだと思います。
そしてそのまま、Echo Studioの初期設定作業へと移りましたが、事前に徹底的にレビュー記事やレビュー動画で”予習”していたので(笑)、滞りなく、初期設定は完了しました。
というか、このEcho Studioの初期設定は、スマホアプリの指示どおりに進めれば非常に簡単にできる(3分もかからない)ので、私のように特に”予習”などしなくても全然大丈夫だと思います。
肝心の「使用レビュー詳細」については、ネット上に、素晴らしいレビュワーさん達がたくさんいらっしゃるので、その方達にお任せし、当方は補足事項を簡単に述べたいと思います。
まず、Echo Studioをせっかく購入したので、できる限りその性能をフルに発揮してもらいたいことから、これを機会に、昨夜、
- Amazon Music Unlimited(780円/月(プライム会員の場合))
- Amazon Music HD(Amazon Music Unlimited会員の場合、1,000円/月)
の2つのサービスに加入しました。
このうち「Amazon Music HD」は、「HD」(44.1kHz)と「ULTRA HD」(192kHz)の2つのハイレゾ相当の音質が楽しめるサービスです。
ただし、Amazon Music UnlimitedとAmazon Music HDの2つに加入すると、トータルの月額が1,780円になってしまい、まぁ、サービスの内容的に致し方ないとは思うものの、当方のお財布状況ではちょっと高過ぎる感じなので、「Amazon Music HD」のほうは、おそらく最初の1ヶ月だけお試しで使うことになるかと思います。
そして、肝心のEcho Studioの「音質」についてですが、昨日・今日と2日間使ってみての感想は、「かなりイイですが、『めちゃめちゃイイ!』の一歩手前」という印象です(^^;
5点満点中、4.5点という感じです。
というのも、当方、前段に書いたとおり、そもそもスマートスピーカーには、「ピュア・オーディオ」的な音質は求めておらず、当方の場合は「BGM再生用」として使用するので、「BGMレベルで綺麗に鳴ってくれたらまずは合格」という感じなんですが、くわえて、このEcho Studioについては、商品の「売り」にもなっているとおり「3D」的な立体感の鳴り方をかなり期待していました。
昨日・今日と、Amazon Musicで3Dマスタリングされた楽曲を聴いてみましたが、期待していたほどの「立体感」までは感じませんでした。
もちろん、部屋の形状等、環境的要素も少なからず影響するでしょうから、これをもって一概に決めつけることはできないと思うのですが、我が家のダイニングは、頭上に大きな吹き抜けがあり、「壁からの反射」があまり無い環境なので、そういうことも影響しているかもしれません。
よって、この「3D的サウンド」という点に限っては、現時点ではまだ期待値までは達していないものの、これから色々と弄ったりする中で、良いほうに変化するかもしれません。
よって「5点満点中、4.5点」とした-5点分は、この「3D的サウンド」の部分であり、それ以外のトータルとしてのサウンドは、第一印象としては十分満足できるものでした。
かみさんも、これまでのEcho Dotに比べ、さすがに「雲泥の差」の音質であることは分かったようで(^^;、、「こんな小さなスピーカー1個から、こんなにイイ音が出てくるなんて、時代も変わったもんだね〜」という言葉で、驚きと喜びを表していましたし、昨日から今日にかけて、自分(かみさん)が好きな曲をEcho Studioで次々に再生してました(笑)
ということで、昨年、完全ワイヤレスイヤホンを購入する時のリサーチの労力に比べれば、今回は、選択肢が限られていたのでまだマシだったものの、それでも、昨年の春以降、1年以上かけてスマートスピーカー選びを続けてきたので、ようやく一旦ゴールを迎えることができ、且つ、Echo Studioはファーストインプレッションとしては「買ってよかった」と思える製品でしたので、まずはホっとしました。
ちなみに、Echo Studioはまだ発売されて間も無いため致し方ないとはいえ、Echo Studio用の関連ガジェットが、まだ何ひとつ存在しないようなので、そのあたりが充実してくると、さらに楽しみ方が増えると思いますね。
それと、今回のEcho Studio購入に際し、なにげに「粋な計らい」と思ったことがあります。
というのも、このEcho Studioが宅急便で自宅に到着したのは昨夜21時頃だったらしい(当方、残業のためその時間はまだ帰宅しておらず)のですが、今回に限らず、Amazonで何か商品を買って自宅に到着すると、iPhoneに「商品が到着しました」と通知が飛んでくるため、昨夜も、ちょうど21時過ぎに、その通知が飛んできたんですが、その30分後くらいに、Amazonから「Echo Studioを使ってみましょう」というタイトルのメールが届き、そのメールにはセットアップ方法が分かりやすく書かれていたのです。
恐らく商品が到着したことを受けて、自動的にそのようなメールが発信される仕組みになっているのだと思われますが、こういう計らいは、非常にイイことだと思いました。
ということで、Echo Studio。
HomePodより1万円以上安いとはいえ、私にとっては非常に大きな買い物でしたが、とりあえずファーストインプレッションは「買って良かった!」です。
明日の日曜は、Echo StudioをFire TV Stickに接続してみたいと思っています。
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