本日のガジェット 「MIZAR スタンダード双眼鏡 BK-7050(7倍 50mm)」

昨年11月に、ふとしたことから、長年倉庫に眠っていた「天体望遠鏡」を取り出し、再び使い始めました。

 <The Riddle: 天体望遠鏡、再デビュー。

しかし、使い始めてまだ1ヶ月半ほどですが、既に、あまり使わなくなってきております(^^;

というのも、10年ほど前に入手した商品であり、且つ、「初心者向け」ということもあり、「鏡筒」自体は悪くないのでしょうけど、それ以外の全体の作りが「頑丈」とは言い難いものがあり、星の導入時、とにかくプルプルと揺れ続けるため、見たい星を導入するだけでもめちゃくちゃ大変なんですよね・・・
(天体望遠鏡を語るうえで、「全体の作り(特に三脚部)が頑丈であること」がいかに大事なことかがよく分かりました。。)

それでも、使い始めた当初は、そのような面倒臭さよりも、「星を見てみたい」というワクワク感のほうが勝っていたので、星の導入にどれだけ時間がかかっても、あまり苦にならなかったのですが、使い出してから3〜4回目あたりから、「ちょっとこれはしんどい・・・」と「苦痛」のほうが勝るようになってきてしまい、正直なところ、このまま使い続けるのが難しくなってきていました。

一方、「星の撮影」ということに関しても、「たくさんの星とともに景色も写す」という、いわゆる「星景写真」であれば、昨年末にポタ赤一式を購入したこともあり、基本的な道具は揃ったのですが、星を「天体」として単体で撮ろうと思うと、当方が持っているレンズで最も焦点距離が長いのが「300mm」のため、且つ、当方の技術(スキル)不足も手伝って、まともに撮影するには「非力」と言わざるを得ない状況です。。

よって、リアル(肉眼)においても、写真においても、「星」を単体で見るには、満足できない状態が続いています。。

そりゃ、ちょっとイイ天体望遠鏡とか買えればいいんですが、当分(というか、一生?)、そんな余裕は無さそうなので、、、「安価」で、今のこの状況を少しでも打破できる方法はないものか、と色々と考えていました。

そしてたどり着いたのが、星見用の「双眼鏡を買う」ということでした。

少なくとも、星を綺麗に大きく「撮影」するためには、私の知り得る限りでは、かなり「機材」にお金がかかりそうです。

同じく、星を綺麗に大きく「見る」ためには、やはり、それなりの天体望遠鏡や周辺機材を買わないと厳しいと思いますし、こちらも相当お金がかかりそうです。。

が、「双眼鏡」であれば、安いものであれば1万円以下で変えますし、しかも、、天体望遠鏡には全然及ばないにしても、少なくとも「肉眼」で見るよりは遥かにマシでしょうから。。

しかし、一口に「双眼鏡」と言っても、それこそ、安いものなら1,000円や2,000円で「高倍率」を謳っているものもありますが、「星見用」となると、押さえるところはしっかりと押さえたうえで選ぶ必要があることが分かりました。

で、定番スペックは「7倍 50mm」のようです(これには、異論もあるようなのですが・・)。

とりあえず、初心者な私は素直に「7倍 50mm」で行くことにしました。

で、このスペックで、安価(1万円以下)且つ星空観測用として信頼できそうなモデルは、下記の2つに絞られる感じです。


Kenko 双眼鏡 New Mirage 7×50 ポロプリズム式 7倍 50口径 スタンダードタイプ ブラック 103168

MIZAR 双眼鏡 7倍 50mm 口径 ポロプリズム式 スタンダード ブラック BK-7050

価格もどちらも6千円前後と似たり寄ったりです。

Kenkoはカメラが趣味な人なら誰も知ってるメーカーだと思いますが、「MIZAR(ミザール)」というメーカーは当方、初耳でした。

調べてみると、正式な社名は「ミザールテック」といって、天体望遠鏡をはじめとした、有名な光学製品メーカーであることが分かりました。

 <ミザールテック 公式サイト

正直、この2つはかなり似通った製品だと思われるため、どちらを選んでもよかったんですが、Kenko(ケンコー・トキナー)の製品は、レンズをはじめとして既にいくつか持ってますし、おそらくこれからも間違いなくお世話になるメーカーだと思いますし、今回は敢えて「MIZAR」のほうを選ぶこととしました。

それに、デザイン的にも、MIZARの双眼鏡のほうがカッコいい感じがするので。

そして本日、品物が届きましたので、早速開封の儀を執り行うとともに、使ってみることにしました。

双眼鏡って英語で「Binoculars」って言うんですね。知らなかった(^^;
専用のショルダーケースに入った状態で梱包されていました。
うん。マットな質感がカッコいいです☆

デザイン的に、マットな質感が予想以上にカッコよかったです。

重量は840gと、かなり重いですが、その分、星空観測用として適した製品になっているようなので止むを得ないところでしょう。

そして今夜、早速、夜空で使ってみました。

余談ですが、今日のうちの近所は、一日中、強風が吹き荒れめちゃくちゃ寒かったんですが、夜になってもそれは変わらず、とにかく極寒でしたので、「ゆっくり観測」というわけにもいかず、、とりあえず「テスト」として15分ほど使用してみることにしました。(ほんとは1時間くらいかけてゆっくりテストしたかったんですが・・)

まずはお決まりの「月」から試しましたが、さすがに非常に綺麗にしっかりと見えました。

そしてお次は、当方、双眼鏡を買うにあたって最も楽しみにしていた対象の一つだった「オリオン大星雲(M42)」を観ることにしました。

予習はしていたので分かってはいたものの、、写真で見るような「赤い」色には見えず、全体的に青みがかったような感じに見えましたが、中心部のトラペジウムがはっきりと確認できました☆

これだけでも、双眼鏡を買って良かった!と思えました。

次のターゲットは「プレアデス星団(すばる)(M45)」です。

こちらも、ちょうど視野の中に、プレアデス星団全体がすっぽりと収まる形で、とても綺麗に見えました。しかも、肉眼では全く見えませんが、プレアデス星団の周囲にある無数の星も見えました。

そしてお次は、本日のメインイベント(笑)、「最大のお楽しみ」としていた「アンドロメダ銀河(M31)」です。

当方、日々の鍛錬により(笑)、今では既に肉眼でも、空を見上げてから2〜3秒でアンドロメダ銀河を見つけることができるようになったので、今回、この双眼鏡を使い、「これが間違いなくアンドロメダ銀河だろう」というモノは見つけたものの、、今日は月明かりで空が明るかったこともあると思いますが、、単なる「点」のようにしか見えず、いわゆる周囲の「渦巻」は全く見えませんでした。。

ネットの記事などを読む限り、7×50の双眼鏡でも、アンドロメダ銀河は、相当ぼんやりはしているものの、”渦巻”も見えるようなんですが、、やはり、もっと空が暗い状態で観察しないとダメっぽいですね。。

せめて少しだけでも”渦巻”部分を見てみたかったのですが、まぁ、そのうち、コンディションに恵まれた日に再トライしたいと思います(次の新月は2月12日なので、少なくとも2月上旬くらいまでは我慢しなきゃいけなくなりそうです。。)

気を取り直し、且つ、寒さに凍えながら、、今日の最後として「二重星団」が見えるかどうか確かめて終わることとしました。

結果、期待したほどの明るさではなかったので、ほんのりでしたが、とはいえ、しっかりと二重星団の確認をすることができました。もちろん、リアルで見たのは今回が初めてなので、これも嬉しかったですね☆

ということで、自宅前とはいえ、ダウンジャケット着て手袋はめて防寒対策を施したにも関わらずめちゃくちゃ寒かったですが、、気がつけば当初の予定の「15分程度」を大幅に超え、なんだかんだで45分くらい、双眼鏡で星空を見続けていました。

欲を言えば、一つ一つの星がもうちょっと大きく映ってくれれば言うことないのですが、まぁ、「手持ち」でここまで見れれば十分でしょう。

しかも、天体望遠鏡とは比較にならないほど、視野への星の導入も楽なので、文句は言えませんね。

ちなみに、「手持ち」でも十分見れますが、「7倍」でもかなり”ブレ”ます。

なので、時間をいかけて落ち着いて観察するには、「三脚」が必要ですね。

それと、この「MIZAR BK-7050」は重量が840gあり、分かってはいたものの、かなり重いので、そういう意味でも、手持ちで使うのは短時間の場合に限定され、長時間使う場合は「三脚」を使用するのが無難だと思いますね。

また、もちろん、日中のバードウォッチングなどにも十分、威力を発揮すると思いますが、やはり「重い」ので、「星空」と違って、”暗さ”が問題とならないバードウォッチング等のシーンでは、「携帯性」を重視した軽い双眼鏡を使うほうがいいでしょうね。

ということで、、幼少時代に親から買ってもらって以来となる「双眼鏡」をこのたび手にしましたが、これでまた、星空を観る大きな楽しみが一つ増えました。


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