本日のガジェット 「Commlite レンズマウントアダプター CM-EF-NEX B」(キヤノンEF-S⇒ソニーEマウント)→結局、返品。。

今年の6月末から人生初となる「天の川撮影」のチャレンジを開始しましたが、今年は梅雨の期間がやたら長く、しかもその間、晴れ間もほとんどなかったことから、いわゆる「夏の天の川」の一番美味しい部分(明るい部分)を撮影するには、”時既に遅し”といった状態でした。。

「天の川」自体は一年中見ることができますが、個人的に興味の対象は、やはり最も明るくてダイナミックな「夏の天の川」なんですよね。

時期的に「夏の天の川」の一番明るい部分を撮影できるのは、実質的には11月いっぱいと言ってよく、12月に入ると夕方暗くなった頃には、天の川の一番明るい部分は、既に地平線に限りなく近い高度まで下がってしまっているんですよね。。

一方、個人的に、「天の川」以外の天体撮影についても、昔から興味はあったんですが、いわゆる「マニア」の領域にまで足を踏み入れるには、あまりにも「機材」に金がかかるので、私には無理ですね。。

よって、出来る限り一般的な「カメラ」と「レンズ」で天体撮影を楽しみたいのですが、「天の川」の場合は、基本的には「広角」のレンズがあればいいので、今の自分が持っている2種類のレンズ(SONY 「FE 24-105mm F4 G OSS」、トキナー「FíRIN 20mm F2 FE AF」)で事足りるものの、星などの天体を「単体」で撮影するには、少なくとも、ある程度の「望遠」レンズがなければ話になりません。。

今年5月に「α7RⅢ」へと買い換える前に使っていた「EOS Kiss X5」の時は、55-250mmのズームレンズを持っていたのですが、「α7RⅢ」にしてから、上記のとおり、望遠に関しては「標準ズーム(105mm)」しか持っていないので、さすがに、天体単体を撮影するにはさすがに焦点距離が短か過ぎですねぇ。

しかしながら、はじめから分かってはいたことですが、フルサイズ機、しかもソニーのフルサイズ機の場合、純正の望遠レンズ(200mm以上)は鬼のように値段が高いですし、そもそもラインナップも少ないです。。。

よって、「Aマウント用アダプタ」を買って、古いAマウントの安い望遠レンズでも買おうかな、と思ったりもしていたのですが、先日、自室の収納ケースの整理をしていたところ、、、ちょうど当方がCanonのEOS Kiss X5を使っていた、今から何年か前に、友人から「このレンズ使わないから、無期限で貸すよ」ということで借りていた、SIGMAのキヤノンAPS-C機用(EF-Sマウント)の望遠レンズが、収納ケースの奥からひょっこり姿を現しました(^^;

そのレンズがこちらです。↓


SIGMA 望遠ズームレンズ APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 508272

「SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」ですね。

APS-C用なので、α7RⅢの解像度を活かしきることはできないでしょうが、そこまで精緻な拘りは持ってませんし、もし、アダプタをかますことで、このレンズをα7RⅢで使うことができるなら、費用的な面も含め、一番手っ取り早いと思いました。(もちろん、アダプタが高価でなければ、ですが(^^; )

で、キヤノンEF-Sマウント対応のアダプタを早速リサーチ開始。

EF-SではなくEFマウント用だと、最も有名且つ安心なのは、「SIGMA マウントコンバーター MC-11」ですが、こちらは物理的に「EF-Sマウント」には対応していないみたいなんですよね。。


SIGMA マウントコンバーター MC-11 キヤノンEF-E用 キヤノン⇔ソニーEマウント

今回ひょっこり見つかった「SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」は、”フルサイズ対応”と謳われているので、おそらく「EF用」のアダプタでも問題は無い気もするものの、やはり、念には念を、ということで、きちんと「EF-S用」と謳われているモノを買うほうがリスクは減ると思いますし、しかも「SIGMA マウントコンバーター MC-11」は2万円超え、ということで、価格的にもちょっと高いので、結果的に「使えなかった」ということになるとショックがデカいため、他の製品を探すことにしました。

すると、「EF-S用」としっかり明記されている製品として、「METABONES(メタボーンズ)」というブランドのアダプタがあることが分かりましたが、これまたかなり高価で、しかも現在では製造終了しているようで、新品での販売は無さそうです。。

そして、諦めずに探していたところ、「Commlite」というブランドのレンズマウントアダプター 「CM-EF-NEX B」という製品が、「EF-S」対応であり、しかも、まだ新品で販売されていることが分かりました。


Commlite レンズマウントアダプター CM-EF-NEX B (キャノンEFマウントレンズ → ソニーEマウント変換) 電子接点付き

価格も8千円前後と、まぁ、ギリギリ予算内、といったところです。

他にも色々と探しましたが、結局、この「Commlite CM-EF-NEX B」が、唯一の選択肢、という感じでしたので、こちらをポチることにしました。

そして品物が届いたため、早速開封の儀。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、製品の質感は悪くなく、適度な重量感もあり、イイ感じです。

ただ、いずれにしても「使えなければ」意味がないため、「SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」に装着して、α7RⅢで使えるかどうか、早速試してみることにしました。

Commlite CM-EF-NEX B(レンズ接続側)
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

装着感はかなり固めでしたが、なんとか無事に、SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACROと接続することができました!

そして今度は、いよいよα7RⅢ本体との接続です。

Commlite CM-EF-NEX B(カメラ本体接続側)
無事、装着完了!

こちらも、接続する際、かなり固めでしたが、最後は「カチッ」と音が鳴り、無事、α7RⅢへの装着も完了しました! これだけでも、素人の当方としては、まぁまぁ感動しました(笑)

これで「物理的」には、無事、「Commlite CM-EF-NEX B」を介して「SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」をα7RⅢに接続することができましたが、最後の難関は、「果たして、ちゃんと動くか(撮影できるか)」ということです。

恐る恐る、α7RⅢの電源を入れ、フォーカス設定画面に移行したところ、、この表示が・・(↓)

「オートフォーカス 」機能は使えないようです。。

この「Commlite CM-EF-NEX B」は電子接点付きなので、オートフォーカス は効くものと思っていたんですが、このレンズは対象外なんですかね・・・

まぁ、いずれにせよ、「星空撮影」用として使用するので、最初からオートフォーカス機能は使う予定はなかったので、マニュアルフォーカスで問題なく撮影ができるのであれば、目的は達成です。

んでもって、α7RⅢのモニタ画面をよく見てみると、「F値」の表示が「–」となっています。。

オートフォーカスが効かなくても、マニュアルでピント合わせをすればいいので、「致命的」とまではいきませんが、「F値」が表示されないって、おかしくね??と思いました。

これもレンズとアダプターとの相性なのでしょうか。。

モヤモヤしつつも、まぁ、とりあえずテスト撮影してみようか、ということになり、玄関外に出て駐車場のクルマを撮影してみることにしました。

SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACROのピントリングを回してみたところ、「ピーキング機能」はきちんと作動することが分かりました。これだけでもありがたいです。

そしていよいよ撮影。

同じ立ち位置から、広角端の「70mm」そして望遠端の「300mm」で撮影してみた写真がこちらです。↓

70mm
300mm

さすがに、普段、明るめのレンズを使用しているので、ひと目見て「暗いなぁ」とは思ったものの、、、全然ちゃんと撮れているじゃないですか。素晴らしい☆

SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACROは手振れ補正機能がついておらず、しかも、α7RⅢボディ内の手振れ補正もどうやらこのレンズとアダプタの組み合わせでは、効いていないっぽいので、300mm側での”手持ち”撮影だとブレブレで使い物にならなそうですが、あくまでも用途は、三脚を使用しての天体撮影のため、手振れ補正が効かなくても問題は無いです。

ということで、、とりあえず、”撮れることは撮れた”ので、まぁヨシとしよう、ということで、一旦、このSIGMAのレンズを取り外し、いつものメインレンズである「FE 24-105mm F4 G OSS」に付け替えたところ、、、なんと、「F値」の値が「–」のまま。。。つまり、F値が表示されない現象がそのまま続いてしまっていることが判明。。。

なんか嫌な予感がしたのですが、、、今度は”サブレンズ”であるトキナーの「FíRIN 20mm F2 FE AF」に付け替えてみましたが、やはり症状は変わらず。。。

「う〜ん、これはまずい」と思い、、、止むを得ず、カメラ本体をリセット(工場出荷状態)してみることにしました。

あ〜、カスタムボタン設定とか、みんなやり直しだ〜(T_T)と思いつつも、これで症状が直っていればいいや、と思い、リセット後にカメラを再起動しましたが、、、、、、、結果は、ダメでした。

F値が「–」の表示のままなのです。。

何が起きているのか分からず、だんだん冷や汗が出てきました。。

で、何気なくレンズを外し、カメラ本体(α7RⅢ)のレンズとの電子接点部分を見てみたところ、、「なんかピンが1本、足りないんじゃね??」ということに気付きました。

で、カメラ本体を左右に少し振ってみたところ、どうも、この電子接点分の下のほうから、わずかながら、カラカラと音がします。

でカメラを傾けてみたところ、、折れたと思われるピンがポロっと出てきました(号泣)。。

F値が表示されなかったり、オートフォーカスも効かなかった原因は、間違いなくコレでしょうねぇ。。

確かに、前述のとおり、今回購入した「Commlite CM-EF-NEX B」をカメラ本体に装着する際、装着部が、やたらと固かった、という実感はあったんですが、それでも「無理してハメた」という印象まではなかったんですが、、まさかピンが折れていたとは・・・(>_<)

ちなみに、本件が発生したのは11月3日の文化の日。

私が住んでいる埼玉北西部は、まさにこれから「紅葉本番」を迎えようとしていた矢先であり、、今年は、コロナのせいで、春から夏にかけての「花」にまつわる大きな定例イベントが全部中止になっていたような状況でしたので、「紅葉だけは、しっかり撮りまくるぞ!」と気合いを入れていただけに、、もしこれで修理に1ヶ月とかかかってしまったら、その頃にはもう「紅葉」は終わってしまっているだけに、ショックなんてもんじゃありません。。。

とはいえ、このままでは、まともに綺麗な写真も撮れないので、、泣く泣く修理に出すことにしました。。

ということで、、それからすぐに、α7RⅢを、購入元の店舗へ修理に出しましたが、やはり、「遅ければ修理完了まで1ヶ月くらいかかる場合もある」とのこと(号泣)。。

かといって、このまままともなカメラが無い状態で紅葉シーズンが過ぎてしまうのを待つわけにはいかないので、、余計な出費ではありますが、泣く泣く「α6000」(もちろん中古)を購入したわけです。。

 <The Riddle ver.3.0: 本日のガジェット 「SONY α6000」

ちなみに、修理費用は、3万円超え。。しかも、結局保証も効かず。。。(大号泣)

さすがに、このまま引き下がる訳にはいかず、今回「Commlite CM-EF-NEX B」購入した店舗(α7RⅢを買った店とは別の店)に、「Commlite CM-EF-NEX B」の返品を申請するとともに、この商品のせいでカメラが破損してしまった旨を伝えたところ、なんとか誠意ある対応をしていただいたので、当該3万円超えの修理費用を、まるまる持ち出し、ということまでには至らずに済んだのが不幸中の幸いでした。。

いずれにしても、、まさか、レンズマウントアダプターでこんな目に遭うことになるとは思ってもいなかったんですが、やはり、「カメラ」と「レンズ」を接続する大事な機器なので、きちんとしたブランドのものじゃないと怖いな、、ということを思い知らされました。。

ということで、、せっかく購入した「Commlite CM-EF-NEX B」ですが、まともに使うことなく、返品した次第です。

何事も「経験」ですね。。。


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